こんにちは。今回は、私が日々の生活や仕事の中で強く実感している「メモのチカラ」についてお話ししたいと思います。
現代のサラリーマンでは、会議のメモを取るのに、PC内でメモを取る方も増えてきたように思います。
あなたの職場ではどうでしょう?
メモの取り方として、手書きかデジタルかという話はありますが、今回は、そもそものメモの効力について話をしたいと思います。
メモは単なる記録の手段ではありません。
思考を整理し、アイデアを育て、行動を変える力を持った、非常に奥深い習慣なのです。
この記事では、メモを取ることの効果や、日々の気づきを深める「日記」の活用法についてもご紹介します。
メモとは「思考の外部化」である
私たちの頭の中には、日々さまざまな情報や感情、アイデアが渦巻いています。
これらをすべて記憶しておくのは不可能ですし、何よりも脳のリソースを圧迫してしまいます。
そこで役立つのが「メモ」です。
メモを取ることで、頭の中の情報を一度外に出し、客観的に眺めることができます。
思考を外に出すことで、脳の負担を軽減し、冷静な判断や創造的な発想を助けてくれます。
メモの具体的な効果
- 記憶の補助:人間の記憶は曖昧で忘れやすいもの。メモを取ることで、重要な情報を確実に残せます。
- 思考の整理:頭の中でモヤモヤしていたことも、書き出すことで構造化され、問題の本質が見えてきます。
- アイデアの発見:ふとした瞬間に浮かんだアイデアも、メモしておけば後から育てることができます。
- 行動の明確化:やるべきことをメモすることで、優先順位が明確になり、行動に移しやすくなります。
メモの種類と使い分け
メモと一口に言っても、目的によって使い方はさまざまです。
ここでは代表的なメモの種類をご紹介します。
記録メモ
会議や講義、読書などで得た情報を記録するメモです。
後から見返すことを前提に、要点を簡潔にまとめるのがポイントです。
アイデアメモ
ふとした瞬間に浮かんだアイデアや気づきを書き留めるメモです。
スマホのメモアプリやポケットノートを活用すると、いつでもどこでも記録できます。
タスクメモ
やるべきことをリスト化するメモです。
ToDoリストやチェックリストとして活用することで、行動の抜け漏れを防げます。
逆にやらないことをメモするのも面白いです。
日記メモ(感情・内省の記録)
その日の出来事や感情、考えたことを自由に書き出すメモです。
日記形式で書くことで、自己理解が深まり、心の整理にもつながります。
いろいろなメモがありますが、ここで注意ですが、それぞれ実施したくなっても専用のノートをそれぞれ1冊ずつ用意するような行動はおすすめしません。
きっと途中で挫折してしまいます。
“美しさ”は損なわれるかもしれませんが、一つのアプリや1冊のノートにまとめることをお勧めします。
日記を書くことの力
ここからは、メモの中でも特に「日記」に焦点を当てて、その効果や書き方について詳しくご紹介します。
● 日記は心の鏡
日記は、単なる出来事の記録ではありません。自分の感情や思考を言葉にすることで、心の中を客観的に見つめ直すことができます。
たとえば、こんな日記を書いたとします。
今日は上司にプレゼンを褒められた。
⇒嬉しかったけど、あんまり喜べなかった。
⇒「もっとできた」という思いがあった?
このように矢印も使い、関連した内容を繋げていくことで、自分の感情の背景にある価値観や思い込みに気づくことができます。
これは、自己理解を深める第一歩です。
● 日記がもたらす効果
- 感情の整理:モヤモヤした気持ちを言語化することで、心が落ち着きます。
- 自己理解の促進:自分の考え方や行動パターンに気づくことができます。
- 習慣の可視化:日々の行動や感情を記録することで、良い習慣・悪い習慣が見えてきます。
- 成長の記録:過去の日記を読み返すことで、自分の成長を実感できます。
日記を続けるためのコツ
日記は続けることが大切です。とはいえ、毎日長文を書く必要はありません。
以下のような工夫で、無理なく続けることができます。
● フォーマットを決める
たとえば、以下のようなテンプレートを使うと、書きやすくなります。
- 今日の天気、体調、出来事(事実)
- 感じたこと(感情)
- 気づいたこと(内省)
- 明日の自分へのメッセージ
● 時間を決める
寝る前の10分など、日記を書く時間を習慣化すると、自然と続けやすくなります。
ちょっと厳しいと思う方もいるかもしれませんが、私は寝る前ではなく、朝の10分をお勧めします。
● 手書きでもデジタルでもOK
紙のノートに手書きするのも良いですし、スマホのアプリやPCでも構いません。
まずは実施してみることが大事です。
自分に合った方法を選びましょう。
メモと日記がもたらす変化
私自身、日記を習慣にしてから、次のような変化を感じています。
- 自分の感情に敏感になり、ストレスを溜めにくくなった
- 物事を客観的に捉えられるようになった
- 過去の自分と比較して、成長を実感できるようになった(とくに数年後)
- 小さな幸せや感謝に気づけるようになった
日記は、まさに「自分との対話」です。誰にも見せる必要はありません。
だからこそ、正直な気持ちを書けるのです。
まとめ:メモと日記は、人生を整える小さな習慣
メモは、思考を整理し、行動を明確にする力を持っています。
そして、日記は感情を整え、自己理解を深めるための大切なツールです。
どちらも、特別な道具や時間は必要ありません。
今日から、1日1行でもいいので、メモや日記を始めてみてください。きっと、あなたの毎日が少しずつ変わっていくはずです。


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