“財務諸表(会計)”を勉強する人への、レベル別/目的別オススメ本。

ビジネス

サラリーマンとして、レベルアップしてくると、財務諸表に関する知識が必要な場面に遭遇してきます。

社内の研修で、中堅社員向けの研修で教えてくれる会社があったりもしますが、

肩肘張らずに、楽しみながら財務諸表の基本を学ぶことができる本、

初心者向けでありながら、しっかり学ぶことができる本、

深い部分までの応用までを学びとして得ることができる本

を紹介させていただきます。

レベル別 / 目的別 オススメ本

万能本:初心者~中級者向け / 楽しく学べる かつ 実践的

Amazonではkindle unlimitedの対象にもなっています。


初めて財務諸表について学ぶ初心者 ~ ある程度は知っているという中級者。

“勉強する”と肩肘張らずに楽しく学べる本、かつ実践的な本として紹介するのは、

「会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方」です。

この本は、タイトルにある通り、クイズ形式で財務諸表(会計)について学ぶことができる点です。

  • 図が多くてわかりやすい
  • 文字ばかりでは勉強しにくい
  • 身近な企業の実例を通じてわかりやすく知ることができる

などが特徴です。

何よりも良い点が、決算書の実例に触れることができる点。つまり、実践的であるという点です。

財務諸表というと、いろいろな小難しい単語や、計算方法などがどうしっても出てきますが、理論的として学んでも、実際の決算書まで落とし込むことはできていない方がほとんどだと思います。

この本では、クイズという形式を通して、その実践を行うことができるという点が、何よりもの特徴です。

また、そのクイズも、興味を引くような問題になっているため、本当によくできた本で、

財務諸表を学ぶ初めの1冊として、これ以上に最適な本はないのではないでしょうか。

中級者向け / がっつり学べる これ一冊理解すれば完璧


中級者向けとしてご紹介する本は

朝日新書の「新版 財務3表一体理解法」です。

この本、2012年に初出版されてから、2016年の「増補改訂版」を経て、今回紹介する「新版」が2021年に出版され、話題になりました。(私もその話題に乗って購入した人間です)

それくらい、何度も市場に求められ、改訂されてきた財務諸表に関する”名著”です。

財務諸表を仕事として扱う方は、前段の本では少し物足りないレベルでしたが、

とりあえず、この本を一冊マスターすれば、ある程度問題ないと思います。

ただ、新書であるため、文字が多く、本書を読み解くには、それなりの根気がいると思います。

似たようなタイトルの派生本が、同著者で出版されていますので旧版等と間違えないようご注意ください。

派生本の中でオススメもありますので、次の項目で、取り上げたいと思います。

中級者向け / 実践でいろいろな財務諸表を学びたい


理論については、上記の本などですでに学んだ、という方で、いろいろな財務3表、決算書を解説付きで学ぶことができる本、としてご紹介します。

以下は、上記でご紹介した本の、実践本として出版された派生本です。

まずは、「世界一楽しい決算書の読み方 実践編」

1冊目と変わらず、クイズ形式でありながら、本当に多くの実例を盛り込んだ本で、実践本としても、本当におすすめです。

私たち一般人にとっても身近な事例を取り上げており、「へぇーそうだったのか」と単純な書籍としても面白いと思います。


もう1冊、実践本としてご紹介するのが、

【新版】財務3表図解分析法 (朝日新書)です。

こちらの本も企業実例が記載されており、実践本として適した本だと考えます。

その例も2社を比較して解読するという形式で、仕事や投資で企業分析を目的にしている人にとって良い参考書となると思います。

(箸休め)単純な読み物として面白い会計本

タイトルを知っている方も多いのではないでしょうか。

2005年出版のベストセラーで、新書なので当然文字ばかりですが、

細かい財務諸表や専門用語など、ほとんど出てこずに、読み物として非常に高く評価された本です。

2023年現在、さおだけ屋という職業を目にすることは殆どなくなったので、タイトルをそのまま受け取りにくいかもしれませんが、

そんなこともあり、今でも通用するわかりやすい事例を記載した続編も発売されています。こちら上下巻となっていますが、こちらも楽しんで読むことができると思います。

中~上級者向け / 会計からの経営学


中~上級者向けとしてご紹介する本は、「稲盛和夫の実学」です。

稲盛和夫さんの経営哲学に関する本で多くの有名書籍がありますが、

会計から経営を語るといった独特な切り口が、今もなお、高い評価を受けている一冊です。

これはもう、財務諸表・会計を学ぶといった観点からみると、その応用の最上級である「経営への落とし込み方・考え方」に触れた一冊です。

そのため、中~上級者向けと分類させていただきましたが、ビジネス本に慣れている方なら、そんなにハードルは高くない一冊だと思います。

帯に「会計がわからんで経営ができるか!」と書かれています

確かに自分の勤める会社の経営者が会計の考え方を知らないと不安になるのではないでしょうか。

銀行出身の方が、大企業の経営陣に名を連ねている例をよく目にします。

やはり関係があるのでしょうね。

(おまけ)勉強本として適した上記以外の本

「会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方」

「新版 財務3表一体理解法」

が勉強本として、よくできた本だと考えていますが、

私自身、いくつかの財務諸表の勉強本として、”使える”と思った本をあと2冊ご紹介しておきます.

「ざっくり分かるファイナンス~経営センスを磨くための財務~」

「人事屋が書いた経理の本」

の2冊です。どちらも、会計を学ぶ本として、昔から高い評価を受けている本ですので、非常にわかりやすく書かれています。

特に「人事屋が書いた経理の本」は、研修内容を書籍にしたものだそうですので、そういった観点からみても面白いかもしれませんね。

それでは。

コメント

タイトルとURLをコピーしました